岸本氏が知事選に出馬の意向 近く正式表明
国民民主党の岸本周平衆院議員(65)=和歌山1区=が、任期満了(12月16日)に伴う県知事選に出馬する意向を複数の関係者に伝えていることが20日までに分かった。近く、正式に表明するとみられる。
岸本氏は和歌山市出身。東京大学法学部卒。大蔵省(現財務省)、トヨタ自動車などを経て2009年8月の衆院選和歌山1区で民主党から初当選し、連続5期目。野田内閣で経済産業、内閣府の大臣政務官を務め、国民民主党では幹事長代行、県連代表を務めている。
同県連は、岸本氏から出馬について打診があったことは認め、20日午前の時点で正式な意向の連絡はないとし、「出処進退は本人の決めること」と話す。
関係者によると、今週末に後援会や支援者への説明が行われるという。
知事選を巡っては、現時点で現職の仁坂吉伸知事(71)=4期目=は態度を明らかにしておらず、他に出馬を表明した候補者もいない。