地元に「応援する会」 歌手の原田波人さん
1月にデビューした和歌山市出身の歌手・原田波人(なみと)さん(19)=日本クラウン=が25日、セカンドシングル『偽りのくちびる』をリリース。ことしの目標としている日本レコード大賞新人賞獲得に向け、故郷から盛り上がりを高めようと、市役所の尾花正啓市長を訪問するなど地元でのプロモーションも活発に行われ、応援団体の発足準備も進められている。
切ない青春の恋心をピュアに歌い上げたデビュー曲『永遠の一秒』とは変わって、新曲『偽りのくちびる』は同じ恋の歌ながら、哀愁や胸の痛み、甘さを感じさせる大人の作品となっている。カップリング曲の『8ビートで恋しよう』は、真っすぐで明るい恋愛ソング。どちらも原田さんのキャッチフレーズ「純度120%の歌声」をたっぷり味わえる。
原田さんの市役所訪問には、日本クラウンのプロモーター、設立が進められている「原田波人を応援するわかやま会」の準備室から志賀弘明さん、岩橋和廣さんが同行。尾花市長はデビューシングルを飾った市長室で、「活躍されていて大変うれしい。地元を大事にしてもらえるのも本当にありがたい」と歓迎した。
原田さんが尾花市長にサイン色紙を贈り、『永遠の一秒』を生歌で披露すると、目の前で伸びやかに響く歌声に尾花市長も感激の面持ち。
岩橋さんは「市を挙げて応援してもらえれば面白い展開になる」、志賀さんは「ぜひ(原田さんを)市の観光発信人に」と要望し、原田さんは「小さい頃から和歌山の皆さんの温かさに支えられてきた。スターになってご恩返しができたらと思っている。成長を見守っていただけたら」と話した。