共に和歌山つくる 参院選へ鶴保氏事務所開き

今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)で自民党の公認を受けている現職の鶴保庸介氏(55)=4期=は28日、和歌山市六番丁に後援会事務所を開設した。

事務所開きには、選挙対策本部長を務める世耕弘成参院幹事長、山下直也県連幹事長ら党所属の議員や県内の首長、後援会関係者ら約100人が出席し、神事や乾杯などで必勝へ士気を高めた。

鶴保氏は「選挙に勝つか負けるかはもちろん大事だが、皆さんと一緒にこれから選挙を戦い、和歌山県づくりを一緒になってやっていくという思いを共有したい。多くの有権者との信頼の下に選挙を戦えることを望んでいる」とあいさつ。

世耕氏は「参院で5期目の選挙となると、それより先輩はほとんどおらず、重鎮になっている。立派な成績で当選することが、その後の活躍のために非常に重要になる」と述べ、勝利を呼び掛けた。

和歌山選挙区ではこれまでに、共産党新人の前久氏(65)、NHK党新人の遠西愛美氏(37)、政治団体「参政党」新人の加藤充也氏(57)が立候補を表明。27日には政治団体「新党くにもり」が新人の谷口尚大氏(42)の擁立を発表し、鶴保氏を含め5人の顔ぶれが決まっている。

27日に開かれた立候補予定者説明会には5人の他、国民民主党の関係者、出馬を検討中の無所属男性も参加し、予定候補は7陣営まで増える可能性がある。

事務所開きであいさつする鶴保氏

事務所開きであいさつする鶴保氏