真田幸村の甲冑 グランヴィアに展示
九度山町ゆかりの戦国武将、真田幸村と父、昌幸の甲冑(かっちゅう)が、和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山1階ロビーで展示されている。30日まで。
県内の伝統や物産、地域の取り組みなど和歌山の魅力を来館者に楽しんでもらおうと企画。同町が所有する甲冑や旗を並べている。
展示しているのは、当時、幸村と昌幸が身に着けていたであろう甲冑を復元したもので、同町で毎年行われる武者行列「紀州九度山真田まつり」で実際に着用されている。
金屏風(びょうぶ)を背に、真紅の幸村、黒色の昌幸の甲冑が並び迫力満点。
幸村の鎧兜(よろいかぶと)の前面には旗印である六文銭と鹿の角があしらわれ、昌幸の甲冑の胴には、より高みに向かうという意味を込め、四段はしごが斜めに描かれている。
同ホテル営業企画グループの宮前まり子主任は「間近で甲冑をご覧いただき、幸村とのつながりや和歌山のいいところを再発見してもらえたら」と話している。