日本のアマルフィ堪能 田野に新スポット

和歌山市の雑賀崎の町並みを臨みながら、プールとバーベキューが楽しめる屋外施設「Cliff Side(クリフサイド)」がこのほど、同市田野の「漁火の宿シーサイド観潮」に誕生した。運営する㈱観潮の坂口宗徳社長は「目の前に広がる絶景とおいしい料理を味わってほしい」と呼び掛けている。

町並みがイタリアの景勝地・アマルフィ海岸と似ていることから「日本のアマルフィ」とも称される雑賀崎。近年はテレビなどのメディアに頻繁に取り上げられるなど注目されている。

「クリフサイド」は「がけっぷち」の意味。対岸の雑賀崎を一望できる好立地を生かし、既存のプール(10㍍×15㍍)とその周囲を改修。腰を掛けるデッキやタイル敷きのバーベキューサイトを整備し、四季折々変化が楽しめる木々を植栽した。流行のグランピング要素を盛り込み、海外リゾート感あふれる空間を演出。昼は心地よい海風を浴びながらの絶景を、夕方はオレンジ色に染まる雑賀崎の町並みを臨み、夜はまち明かりとライトアップされたプールが幻想的な空間と、時間によってさまざまな表情を見せる。

バーベキューサイトでは料理が自慢の同館が、地産の和牛や新鮮な海鮮を提供。火力の強いアメリカ製のガスグリルで豪快に焼き上げる。7700円から。一日限定5組。午後6時から9時まで。

20年ほど前から雑賀崎をアマルフィと呼んでいる坂口社長は「気軽に海外に行けない今、海外気分を味わいたい人にはうってつけ」と話している。

問い合わせはシーサイド観潮(℡073・444・0111)。

ライトアップしたプールと奥には雑賀崎の夜景(観潮提供)

ライトアップしたプールと奥には雑賀崎の夜景(観潮提供)