感染者減少の53人 体調変化は早期受診を

和歌山県は16日、県内で新たに53人が新型コロナウイルスに感染し、前週の同じ木曜より3人減少したと発表した。新規クラスター(感染者集団)の認定は1件だった。

53人の保健所管内別内訳は、和歌山市16人、海南2人、岩出4人、橋本9人、湯浅9人、御坊8人、田辺3人、新宮2人。

393例目のクラスターは新宮保健所管内で開かれた会議。食事を共にする懇親会もあり、出席者80人のうち6人の感染が確認された。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が49・5人で、前日より0・3人減少した。

県内の感染者は累計4万3338人。入院者数は54人、重症者は県基準で3人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は12人、ホテル療養を含む待機者は395人。

新型コロナ用の病床数は、感染者数の減少を受けて18床減の588床とし、病床使用率は9・2%となった。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は「自分が感染しているかもしれないという意識を持ってほしい」と述べ、会食などには注意し、体調の変化があれば早期に医療機関を受診するよう呼び掛けた。