ウクライナ知ろう 和大付小と大使館が交流
和歌山市吹上の和歌山大学付属小学校の6年生92人は23日、駐日ウクライナ大使館とオンラインで交流し、同国の歴史や伝統文化を学んだ。
交流会は、ロシアのウクライナ侵攻をニュースで知った当時の5年生児童が3月中旬に在校生や教職員に募金を呼び掛けたことがきっかけ。集まった約13万4000円を同大使館に贈り、今回は「そのお礼に」と大使館側の提案で実現した。
交流会では、同大使館のセルギー・コルスンスキー大使が「皆さんにお会いできてうれしいです」とあいさつ。同大使館三等書記官のインナ・イリナさんが同国について説明した。
児童たちは「ヴィシヴァンカ」と呼ばれる刺しゅうを施した同国の民族衣装や伝統料理の「ボルシチ」、伝統舞踊の「ホバック」、気候や国家の成立などについてクイズ形式で楽しく学んだ。
募金活動を呼び掛けた荒川真穂さん(12)と泉優月さん(11)は「果物の漬物があると知ってびっくりした。ウクライナの子どもたちと交流したい。一日でも早く平和に過ごせることを願っています」と話した。