37チーム組み合わせ決定 高校野球地方大会
7月12日に和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で開幕する第104回全国高校野球選手権和歌山大会の組み合わせ抽選会が25日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で行われ、出場各校の主将がくじを引き組み合わせが決定した。開幕試合は、南部と新翔が対戦。昨年夏の覇者で今春の近畿大会を制した智弁和歌山が田辺と初戦で顔合わせ。選手宣誓は田辺工業の山本悠翔主将(3年)に決まった。
大会には39校37チームが出場。春季県予選で4強入りした智弁和歌山、和歌山商、市和歌山、日高の4校がシード校となる。準決勝の組み合わせについては準々決勝で勝利したチームの主将が順次くじ引きを決定する。コロナ禍で2年間高校野球の応援をする経験が少なかった生徒に配慮し、一般観客入場者数の上限も2900人とする。アルプス席の入場数の制限を各校1試合につき650人を上限とする。アルプス席は控え選手、学校関係者、保護者などの入場とし、試合毎の「完全入れ替え制」。吹奏楽を用いた応援も可能となった。一般の入場料は1000円、中高生は500円。
組み合わせ抽選には出場各校の部長と主将が出席。県高野連の中村憲司会長は「皆さんの緊張感がひしひしと伝わる。開幕まであと17日。今大会が素晴らしい大会になることを祈念している。仲間と励まし合い、共に頑張りましょう」とあいさつ。
シード4校はA、B、C、Dの各ゾーンに分かれ、残りの33校の主将が順番にくじを引いた。プロ注目のエース・米田を擁し今春の選抜大会に出場した市和歌山は17日の第1試合で初芝橋本と対戦する。ことし、春の近畿大会決勝で今春の選抜大会王者・大阪桐蔭を破った智弁和歌山は、16日の第1試合で田辺と対戦する。和歌山東は17日の第2試合で紀北農芸と戦う。和歌山商業は15日の第1試合で神島と対戦する。