初夏彩る生け花 和歌山文化協会華道部展
和歌山文化協会華道部(谷口麗甫部長)の生け花展「第40回花のきらめき展」が1日、和歌山市七番丁の和歌山城ホール展示室で始まり、個性豊かに生けられた季節の花が訪れた人の目を楽しませている。
3日まで。59人が流派を超え、1人席や2人席、3人席で40作品を出展。初日には展覧会の開催に当たり同協会の森本光子会長が「見ると心が癒やされる。今の世の中を明るくさせてくれるよう」とあいさつ。
会場には、涼しげな水盤に青々としたアセビとアジサイを生けた作品や、庭で育てたモクレンの枝振りを生かして、南アフリカ共和国の国花キングプロテアと合わせた大作などを展示。
また、初夏を彩るトルコキキョウやテッセン、ヒマワリ、凛としたカキツバタなどの季節の花に、動きのあるキウイのツルやウミウチワの造形の面白さを生かした作品など、それぞれの流派の持ち味と個性が光る表現が並ぶ。
谷口部長は「さまざまな流派が力を合わせて開いた展示。伝統の花から現在花まで、二つとして同じ作品がなく、いろいろと楽しめます」と話していた。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
問い合わせは同ホール(℡073・432・1212)。