平和願い谷川俊太郎を歌う 城ホールで

詩人の谷川俊太郎さんと、息子でピアニストの賢作さんらが出演する「未来へ繋ぐコンサートⅣ~へいわ、それはあたりまえのこと~いま、谷川俊太郎を歌う…」が16日午後3時から、和歌山市七番丁の和歌山城ホール大ホールで開かれる。

県第九の会主催。テーマは「平和」。俊太郎さんは1945年5月、13歳で東京の山の手空襲を経験。戦後、平和とは何かを自らの言葉や作品で問い続けてきた。

コンサートでは、詩の朗読や俊太郎さん作詞の曲を通じて、平和について考える。

第1部は、ピアニストの賢作さんと歌手の深川和美さんが出演。第2部は、髙瀬優佳さんが指揮を執り、粟田清隆さんがピアノを演奏。県第九合唱団や和歌山大学付属小学校の児童有志が俊太郎さん作詞、賢作さん作曲「私たちの星」などを合唱する他、海南児童合唱団、きみの児童合唱団が俊太郎さん作詞「未来へ」を披露する。俊太郎さんは、東京からリモート出演で詩を朗読する。

チケットは一般3000円、学生(大学生以下)1500円。全席自由。和歌山音楽愛好会フォルテ、同ホール、県民文化会館などで取り扱っている。

問い合わせは和歌山音楽愛好会フォルテ(℡073・422・4225)。

リモート出演する詩人の谷川俊太郎さん

リモート出演する詩人の谷川俊太郎さん

 

ピアニストの谷川賢作さん

ピアニストの谷川賢作さん