ロッテ松川虎生が1位 ファン投票で快挙
日本野球機構は6日、プロ野球マイナビオールスターゲームのファン投票の最終結果を発表し、ロッテの松川虎生捕手(18)=市立和歌山高出身=がパ・リーグ捕手部門で34万1160票を獲得し、1位となった。高卒新人のファン投票での選出は、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が13年の日本ハム時代に外野手部門で選出されて以来の快挙。
松川は3月25日、高卒新人として史上3人目の開幕マスクを勝利で飾り、4月10日には佐々木朗希投手の史上最年少完全試合をリードし、完全試合でマスクをかぶった史上初の新人捕手となるなど、今季序盤から活躍を続けている。
初選出を受け松川選手は球団を通じ、「選んでいただいてすごく光栄に感じますし、感謝の気持ちで一杯です。すごい選手がたくさんいる場なので、いろいろな話を聞いたりして少しでも良い経験ができるように頑張りたいと思っています。楽しみッス」とコメントしている。
市和歌山高の半田真一監督は「皆さんにせっかく選んでいただいたので、『思う存分楽しんでこい』と言ってあげたい」と教え子の活躍に期待している。
今季のオールスターは26日に福岡ペイペイドーム、27日に愛媛・坊っちゃんスタジアムで開催。パ・リーグ先発投手部門では佐々木が1位で選出され、偉業を成し遂げたゴールデンバッテリーが球宴でも見られそうだ。
選手間投票の結果は11日、監督選抜選手は13日に発表。さらにプラスワン投票が実施され、22日に出場選手が出そろう。