鶴保さん得票率全国1位 参院選和歌山選挙区
10日に行われた第26回参院選の和歌山選挙区(改選数1)は、自民現職の鶴保庸介さん(55)=公明推薦=が28万3965票を獲得し、新人4人を退けた。得票率は72・06%に達し、全国で唯一70%を超え、トップとなった。
鶴保さん以外の得票は順に、共産新人の前久さん(66)が5万7522票、参政党新人の加藤充也さん(57)が2万2967票、NHK党新人の遠西愛美さん(37)が1万5420票、新党くにもり新人の谷口尚大さん(42)が1万4200票だった。
和歌山選挙区で自民は、前回(2019年)も世耕弘成議員が得票率全国1位の73・77%を獲得しており、2回連続のトップとなった。
主要野党では唯一の候補だった前さんの得票率は14・60%で、立憲民主などと一本化した無所属新人候補が前回獲得した26・23%からは大きく後退。今回は立憲、国民民主が前さんの支援ではなく自主投票となり、新興勢力の候補が乱立したことが影響したとみられる。