リーヴォ大北Vゴール ホームで1534人熱狂

関西サッカーリーグ1部第9節は10日に2試合が行われ、アルテリーヴォ和歌山は県立紀三井寺公園陸上競技場でレイジェンド滋賀と対戦。後半の開始直後に1点を挙げ、1―0で勝利を収めた。選手らは2000人の観客を呼び込もうと、事前にPR活動を展開。来場者は1534人で目標の達成はならなかったものの、勝利したチームに大きな拍手が送られた。

アルテリーヴォ和歌山の目標であるJリーグの3部「J3」へ昇格するための判断基準の一つになる「平均観客数2000人以上」を、現所属リーグで1試合達成しようと、「2000人プロジェクト」として実施した。アルテリーヴォは、前半から攻勢を見せ、相手守備の隙もあったが1度もゴールを決められず、前半を0―0で折り返した。

完全に日が落ちた後半5分、MF堀野翔の中央エリア内のパスからMF大北啓介が右中央エリアでシュートを決めて貴重な1点を挙げた。

守備では、相手攻撃陣をシャットアウト。シュート4本に抑え、完封勝利となった。

初のナイター試合に、海津英志監督は涼しい環境でできたので動きは良かったと話し、「なかなかゴールが決められずストレスの多い時間が多かったが、全員それぞれの役割を十分果たしてくれた」と胸をなで下ろした。

試合後、来場した子どもたちからの人気が絶大だった大北主将は「格好が良くないゴールではあったが、勝ち切れたことは大きい」と話した。

アルテリーヴォは、大北の活躍で勝ち点を「16」とした。リーグ2位に浮上し、首位Cento Cuore HARIMAを勝ち点差「3」、得失点差「1」で追い掛ける状況。あと2戦連勝すれば、首位浮上も見えてくる。

次節16日は、橋本市運動公園で勝ち点「13」の4位AS・Laranja Kyotoと対戦。午後2時キックオフ。

ゴールを決めた大北主将

ゴールを決めた大北主将