慶風、武内が攻撃の起点に 高校野球3日目
【第2試合・2回戦】
慶風 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 6 |
田辺工 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
〔慶〕森下―神山〔田〕破戸、山本―津呂、中本▽三塁打=武内(慶)▽二塁打=山本(田)
大会3日目の14日は、第2試合から2回戦に入り、慶風が田辺工に6―2で勝利した。
1回表、慶風の先頭打者・武内が初球を狙って左前安打で出塁すると、2番根耒(ねごろ)が犠打を決め、一死2塁の場面から3番神山が中前適時打を放ち、武内の生還で先制。2回表には9番谷村の左前適時打で2点目を追加した。
初回から速いテンポで投げていた先発の森下は3回裏、田辺工打線につかまる。一死1、2塁の場面で3番山本の2点適時二塁打で同点とされた。
追い付かれた直後の4回表、二死2、3塁から武内が放った打球が相手遊撃手の失策を誘い、勝ち越し。7回表には、一死で打席を迎えた武内がここでも中越えの三塁打で好機をつくり、根耒の右前適時打と5番北宅の左前適時打でリードを4点に広げた。
先発の森下は3回以外は無失点で、終盤に足をつりながらも9回117球2失点で完投した。
築出(ちくで)義博監督は「最初は選手の表情が硬かったが、だんだん笑顔が増えた」とし、「武内が出塁することでチームが盛り上がる。最後まで諦めなかったことが勝因」と話した。