県和歌山16年ぶり初戦突破 高校野球2日目

【第3試合・1回戦】

和歌山高専
県和歌山 ×

〔和〕四橋、鉄羽―森下〔県〕北村―松田▽本塁打=後(和)▽三塁打=北村、三宅(県)▽二塁打=飯田、四橋2(和)、三宅(県)

第104回全国高校野球選手権和歌山大会は13日、和歌山市毛見の県営紀三井寺公園野球場で2日目が行われ、第3試合で県和歌山が和歌山高専を8―3で下し、夏の大会として16年ぶりの勝利で念願の初戦突破を果たした。

試合は、1回裏に二死2塁から県和歌山が4番北村の適時三塁打で東が先制のホームを踏むと、2回裏にも相手遊撃手の失策で2点目を追加した。

直後の3回表、和高専の7番後に本塁打を浴び1点を返されると、2番林の中犠飛で同点に追い付かれた。4回表には、後の中前適時打で勝ち越しを許した。

1点を追う県和歌山は5回裏、打者一巡の猛攻で一挙に4点を奪い、逆転に成功すると、7回裏にも8番三宅の適時三塁打などで2点を追加し、突き放した。

投げては、先発の北村が9回100球3失点で完投し、試合をつくった。

初戦を突破した木瀬健士郎監督は、厳しい試合展開になると予想していたとし、勝因について「北村が5点以内に抑えて、しっかり投げてくれた。自分たちの雰囲気の良さも発揮することができた」と話した。

県和歌山の次戦は、大会7日目の第3試合で星林と対戦する。午後2時開始の予定。

1回裏に本塁へ生還しガッツポーズの東(県和歌山)

1回裏に本塁へ生還しガッツポーズの東(県和歌山)