祝日明けで新規感染減も拡大傾向 コロナ

和歌山県が19日に発表した県内の新型コロナウイルス新規感染者は390人で、前週の同じ火曜に比べて219人減った。29日ぶりの前週比減少だが、祝日の翌日で検査数が少なかった影響とみられ、第7波の拡大傾向に変わりはない。新規クラスター(感染者集団)は2件を認定した。

390人の保健所管内別内訳は、和歌山市132人、海南33人、岩出54人、橋本29人、湯浅25人、御坊35人、田辺39人、新宮41人、県外2人。

新規クラスターの場所と感染者数は、483例目が御坊管内の通所介護事業所で利用者3人と職員3人、484例目が岩出管内の高校で生徒16人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比23・8人減の445・0人で、29日ぶりに減少したが、保健所管内別では湯浅の408・6人、新宮の474・1人が過去最多を更新した。

県内の感染者は累計5万2605人。入院者数は304人、重症者は県基準で17人、国基準の該当者はなく、肺炎患者は37人。病床使用率は57・5%。自宅やホテルでの療養者は3609人。