野菜原材料のクレヨン 富国生命が贈る

富国生命保険相互会社和歌山支社は、野菜などを原材料にした「おやさいクレヨン」250個を和歌山市内の公立こども園と保育所15園に寄贈した。

来年創業100周年を迎える同社の記念プロジェクトの一環で、食材ロス削減、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みでもある。

「おやさいクレヨン」は米ぬかから採れた米油などをベースに、収穫の際に捨てられてしまう野菜を原材料に作られ、口に入れても安全という。色はリンゴ、ニンジン、ほうれん草、黄色パプリカ、抹茶の5色ある。

19日に本町こども園(同市北桶屋町)で寄贈式が行われ、掛政治支社長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長が感謝状を贈った。

掛支社長は「次の50年、100年を担う子どもたちに、安心して使えるこのクレヨンでたくさんの絵を描いてほしい」と話し、同園の馬場佐都美園長は「このクレヨンを使うことで子どもの色彩感覚が育まれ、野菜に関心を持ってくれるとうれしい」と感謝した。

感謝状を手にする掛支社長㊧と小柴啓輔主任

感謝状を手にする掛支社長㊧と小柴啓輔主任