リーヴォVへ大手 関が1ゴール1アシスト

関西サッカーリーグ1部第12節は3日に4試合が行われ、アルテリーヴォ和歌山は上富田町朝来の上富田スポーツセンターで飛鳥フットボールクラブ(奈良)と対戦し、2―0で白星を飾った。首位アルテリーヴォを追い掛ける2位のCento Cuore HARIMA(兵庫)が3位おこしやす京都(京都)に0―0と引き分けたため、首位アルテリーヴォが勝ち点「2」差で首位を保った。

前半は、好機をつくるもゴールを決められず両チームとも点が入らないまま、前半を0―0で折り返した。

優勝に向けて重苦しい雰囲気のまま迎えた後半16分、左サイドから前半15分に途中出場のMF関知哉からMF加藤健人にボールが渡ると、そのまま加藤がゴールに押し込んで待望の先制点を挙げた。後半アディショナルタイム3分にも関がペナルティエリア内でヘディングシュートを決め、勝利を手にした。

海津英志監督は、試合前に「点が入らないときは、焦って前かがみになってしまうので、簡単に入らないと選手に言い聞かせた」と話し、「試合が進む中で、サイドの寄せ方とセカンドボールを正面で対応できるようになった」評価。関とMF髙橋俊樹を途中で投入したことについては、「守備の能力は足りなくても、ドリブルで攻めて得点につなげてほしかた」と振り返った。

アルテリーヴォは、関の活躍で快勝。勝ち点「3」を獲得し、「25」で首位を保った。残りは2試合、次戦の10日、紀の川市桃山町の桃源郷運動公園競技場で行われる最下位FC・AWJ(兵庫)との対戦に勝利し、勝ち点「23」の2位HARIMAが引き分け、または負けた場合、アルテリーヴォの6年ぶりの優勝が決まる。対戦成績は、1勝0敗と相性が良いが、桃源郷での試合は苦手としている。午後2時キックオフ。

先制のゴールを決めた加藤(右から2人目、アルテリーヴォ和歌山提供)

先制のゴールを決めた加藤(右から2人目、アルテリーヴォ和歌山提供)