個性豊かな作品並ぶ 写団「創生」写真展
和歌山県内で活動する写真クラブ、写団「創生」の第26回作品展が22日まで、和歌山市北出島の県勤労福祉会館(プラザホープ)2階展示室で開かれている。
写真技術と感性の向上を目指し、撮影、画像処理、作品発表と鑑賞を続けてきた同団体の成果を発表する場として毎年1回、展覧会を開催している。
同団体の榎本隆志代表によると、コロナ前は海外など旅行先やイベントで撮った写真が多かったが、ことしは身近な場所で撮影した写真が多いという。
切断された電源のコードを捉えた山本勝子さんの「倒産」、トカゲがクモの糸に絡まってもがいている様子を写した近藤義之さんの「トレーニング」、ミニスカートの裾で眼鏡のレンズを拭く瞬間を撮影した中道克巳さんの「気になる仕草」など個性的な作品39点が展示されている。
榎本代表は「コロナ禍でも会員がしっかり写真に向き合った結果が作品に結び付いている。遠出しなくても撮る場所はいっぱいあるというのを見てほしい。そしてたくさんの人が写真を撮ってほしい」と話している。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。
問い合わせは榎本代表(℡090・5014・3678)。