早期発見へがん検診を ピンクリボン啓発
1804年10月13日に世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術に成功した医聖・華岡青洲の偉業を後世に伝えようと、和歌山県紀の川市西野山の一般財団法人青洲の里は31日まで、同所で「ピンクリボンキャンペーン」を実施している。
今回が初の試みで、開催期間中には道の駅青洲の里のフラワーミュージアム内で、市のピンクリボン活動を紹介するパネルを展示。また1回1000円以上の食事や買い物をして、レジでピンク色の服や小物、ピンクリボングッズなどを提示すれば粗品がもらえる。
記念日にちなみ13日限定で、粗品の他に当日バイキング利用で200円引き、後日使える200円値引き券もプレゼントされる。
乳がんは日本人女性の9人に1人が発症しているという。30代~60代に多く、早期発見と早期治療を行えば約90%の人が治る可能性があるとされる。同市でも、40歳以上の偶数年齢の女性を対象に無料で乳がん検診が受けられるようにするなど、市民にとって受診しやすい環境が整えられている。
道の駅の木村哲朗課長(49)は「キャンペーンを機に、乳がん検診を定期的に受けてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同所(℡0736・75・6008)。