地域と連携密に 県警が協議会代表者会議
第19回和歌山県警察署協議会代表者会議が20日、ホテルグランヴィア和歌山(和歌山市友田町)で開かれ、公安委員会の竹田純久(よしひさ)委員長や委員、各警察署協議会の代表者、山﨑洋平県警本部長をはじめとする各部の代表者ら計22人が出席。各部の取り組みや、各協議会からの要望などについて意見交換を行った。
同協議会は2001年、各署の管轄区域内における警察の業務運営に関し、地域住民の意向を反映させるため、警察署長に対して意見を述べる機関として、全国一斉に設けられた。県内では全12警察署に各協議会があり、現在は県公安委員会から委嘱された107人(うち女性50人)の委員がいる。
会議の冒頭で、竹田委員長は、「地域の安全は、実情をよく知る地域住民の方々と警察が一体となって考えてこそ、より多くの成果が上がるもの」とあいさつ。
山﨑県警本部長は、刑法犯認知件数および交通事故発生件数はともに低い水準に抑えられている一方、特殊詐欺の被害や飲酒運転を伴う交通事故の発生件数は増加傾向にあるといった、現在の治安情勢について説明。出席者らに「地域の方々と警察との懸け橋として、引き続きご尽力いただきたい」と協力を呼び掛けた。