3年ぶり黒江に活気 漆器まつりにぎわう
和歌山県海南市黒江で5日、紀州漆器や飲食などが楽しめる「第34回紀州漆器まつり」が始まった。6日まで。
3年ぶりの開催に、開店を待ち切れない買い物客らが続々と来場し、「待ってたよ」「新年用にいろいろ買いたい」などと声を掛け合いにぎわった。
川端通りに産地問屋14社による大漆器市がオープン。買い物客は並べられた茶わんや箸を手に取り、お気に入りを購入していた。和歌山市から来場した橋本真知子さんは「久しぶりの開催にワクワクし、待ち切れなくてオープン1時間前に来てしまった。スプーンや茶わんなどを買いたい」と笑顔。
紀州漆器伝統産業会館うるわし館での蒔絵(まきえ)体験や、海南飲食業組合による、うどんや唐揚げなどが味わえる、うまいもの横丁「いろいろ屋」にも多くの人が訪れていた。午前10時から午後4時まで。
6日午後1時からは、ミニ四駆大会「紀州漆器CUP」が開かれる。また、同地区周辺で、職人や作家の作品に触れることができる体験型イベント「黒江るるる」も6日に開かれる。