水道パブコメに124件 和歌山市が精査

和歌山市の六十谷水管橋崩落を受け、市が紀の川北部への送水路の複線化、新浄水場建設の案について市民の意見を求めたパブリックコメントが4日で締め切られ、124件の意見が寄せられたことが分かった。

市は複線化は必要との立場。複線化のみの場合、複線化と新浄水場建設の両方を実施する場合で、それぞれどの程度の水道料金値上げが必要かなどを示し、意見を募っていた。

意見の内容は精査中としてまだ公開していないが、尾花正啓市長は8日の定例記者会見で、「水道に対する市民の意識が高いことを改めて感じた。しっかり安定供給、安全確保に取り組まなければいけない」と述べた。

市はパブリックコメントの結果を踏まえ、有識者らによる「新水道事業ビジョン検討会議」の第2回を近く開き、水道料金について検討する委員会も新たに立ち上げる方針。