地元ソリストとオケ共演 紀の国クラシック

大阪音楽大学の岡原慎也教授が指揮を執り、和歌山のソリストらが出演する「紀の国クラシックwithテレマン室内オーケストラ」が1月7日午後3時から、和歌山市七番丁の和歌山城ホール大ホールで行われる。バロックからベートーベンまでを専門とする室内楽団と地元のソリストラらが新春の和歌山を本格クラシックで盛り上げる。

紀の国クラシック実行委員会、公益財団法人同市文化スポーツ振興財団が主催。和歌山伏虎ライオンズクラブ協賛。本紙など後援。

出演するソリストは同市のソプラノ歌手・久保美雪さん、岩出市のピアニスト・天羽博和さん、和歌山市のピアニスト・宮井愛子さん。

プログラムは、久保さんが明るく華やかなモーツァルトのモテット「踊れ喜べ、幸いなる魂よ」K.165(158a)を高音の伸びやかな声で披露。天羽さんはピアノ独奏から始まるベートーベンのピアノ協奏曲第4番Op.58ト長調、宮井さんは同じくベートーベンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」Op.73変ホ長調を力強く演奏する。

同コンサートは、文化庁の「子供文化芸術活動支援事業」の一環として、3歳から18歳以下の先着90人を無料で招待する。また、「地元の子どもたちに本格的なクラシックを届けたい」という出演者の思いに賛同した同ライオンズクラブが、同伴者1人に自由席チケットの半額を補助する。ともに同ホールでの事前申し込みが必要となる。

出演する久保さんは「客席と会場が一体になれるようなコンサートになれば」と話し、宮井さんは「和歌山でオーケストラを体感できる貴重な機会。共演する私たちソリストも聴いていただけることでパワーをもらえる」と来場を呼び掛けている。

チケットは指定席5000円、自由席4000円。各当日500円アップ。3歳未満の入場は不可。同ホールの他、Yahoo!パスマーケット(パスワード20220107)、県民文化会館などで販売している。

問い合わせは同ホール(℡073・432・1212)。

演奏会をPRする(左から)宮井さん、和歌山伏虎ライオンズクラブの岩端芳則会長、同ライオンズクラブの井本浩司第一副会長、久保さん

演奏会をPRする(左から)宮井さん、和歌山伏虎ライオンズクラブの岩端芳則会長、同ライオンズクラブの井本浩司第一副会長、久保さん