最優秀賞に泉さん 初開催ふくしフォトコン

福祉への和歌山県民の理解を進め、福祉職場の素晴らしさや福祉のイメージアップを図ることを目的に開催された「ふくしフォトコンテスト2022」の入賞作品10点が決まった。最優秀賞には、和歌山市の泉さや香さん(社会福祉法人わかうら会)の「尊敬する親友のように」が選ばれた。

県社会福祉協議会が県社会福祉法人経営者協議会、県社会福祉法人経営青年会との共催で初めて企画したコンテスト。「支え合い 笑顔あふれる みんなのふくし」をテーマに募集し、社会福祉施設での利用者と職員のふれあい、地域での交流などを切り取った多彩な87点の応募があり、共催3団体の役員と写真家の5人が審査を行った。

最優秀賞は、笑顔で肩を寄せ合う施設利用者と介護員を写した一枚。写真に添えられたエピソードには、「名前は覚えられなくても、顔を合わせると笑顔になれる。世代が違っても話が盛り上がって、旅行にでも行こうかと言い合える。利用者様と介護員だけど、親友かのように仲良しな2人の作品です」と記されている。

審査員の写真家・諸永恒夫さんは「お二人と撮影者との関係性がよくわかる、いつも一緒だからこそ撮れるお写真だと思います。真正面からの構図も安定していて、皆さんの優しさも感じとれますね!」との選評を寄せた。

表彰式は23日に行われる。入賞作品は県社会福祉協議会のホームページで公開している他、広報誌などに活用される。その他の入賞は次の皆さん。

【優秀賞】岡崎章乃(田辺市)▽岡村操(和歌山市)▽片岡宏彰(同)

【入選】木村晶三(和歌山市)▽栗栖絵里(同)▽坂上知子(岩出市)▽御船真優(広川町)▽宮崎敬一(御坊市)▽嶋里恵(和歌山市)

 

最優秀賞「尊敬する親友のように」