TGC和歌山の舞台へ 県ゆかりの出演者決定

来年2月11日に和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれる関西初の国内最大級ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション和歌山2023(TGC和歌山2023)」。人気モデルたちと同じランウェイを歩く和歌山モデルオーディションが18日、同市毛見の和歌山マリーナシティ内ポルトヨーロッパ噴水広場特設ステージで行われ、8人の出演者が決まった。審査では夢の舞台を目指し、それぞれが熱い思いをぶつけた。

和歌山モデルオーディションは、TGC和歌山2023のプラチナパートナーを務める㈱オオミヤが、「貴重な経験や挑戦する機会を創出したい」と、県内在住者や出身者を対象に募った。

この日、同市では初雪を観測。小雪がちらつく寒空の下、約600人の応募から選ばれた12歳から32歳の男女29人が2次審査の舞台に立った。

参加者の中には、元AKBチーム8の県代表メンバーや大学のミスコン優勝者、同市を拠点にする社会人サッカークラブ・アルテリーヴォ和歌山の選手も。イルミネーションツリーをバックに堂々とポージングを決め、「大好きな和歌山を全国に発信したい」、「キラキラしたステージに立ってみたい」と自己PR。ダンスや歌声など個性あふれる特技を元気よく披露した。

タンクトップ姿でウオーキングを披露した竹内駿(しゅん)さんは、自慢の筋肉と笑顔でアピール。「筋肉で人々を笑顔し、和歌山にパワーを与えたいと思う」と、和歌山愛あふれるコメントとパフォーマンスで会場を盛り上げた。

2次審査には、Miss TGC2014準グランプリで同市の観光発信人などを務めるモデルの本谷紗己さんと、東京五輪スケートボード女子金メダリストで、岩出市出身の四十住さくらさんもゲスト審査員として登場。笑顔で参加者のステージを見守った。

審査結果が発表され、憧れの舞台への切符を手にした8人は、涙を浮かべたり、互いに手を取り合ったりして喜び合っていた。

和歌山モデルオーディション合格者で最年少の小学6年の岡野瑚々(ここ)さん(12)は「すごくうれしい。舞台から和歌山に元気を届けたい」、姉妹で合格した谷奥乃菜(のな)さん(16)と日菜(ひな)さん(14)は「憧れの舞台。2人で選ばれたのは奇跡みたい。自分らしさを忘れないようにステージを頑張りたい」と笑顔。

モデル初挑戦となるアルテリーヴォ和歌山の大北啓介キャプテン(31)は「スポーツ選手らしく元気よく、ランウェイを歩いて、和歌山の魅力を伝えたい」と話していた。

TGC和歌山2023への参加が決まった8人

TGC和歌山2023への参加が決まった8人