衆院1区補選の候補決まらず 自民党県連
自民党県連(二階俊博会長)は7日、役員会を和歌山市のホテルアバローム紀の国で開き、4月に見込まれる衆院和歌山1区補選の候補者について話し合ったが、結論は出なかった。県連の山下直也幹事長は、候補者選定の組織を立ち上げることが決まったとし、選考を急ぐ考えを示した。
同補選を巡っては、鶴保庸介参院議員のくら替え出馬に向けて県連内で調整が行われてきたが、意見集約に至っていないことが明らかとなった。出馬を辞退したとされる世耕弘成参院議員の動向、返り咲きを目指して活動を続けている門博文元衆院議員の処遇などの課題もあり、県連は難しい調整を迫られそうだ。
役員会に続き、県連は2023年の年賀会を開き、二階会長は「一にも二にも一致団結が大事だ。皆さんの協力をお願いしたい」とあいさつ。4月の統一地方選に向け、出席者は士気を高めた。