物価高騰対策など107件 和歌山市長査定始まる

和歌山市は11日、2023年度当初予算編成に向け、尾花正啓市長による査定を始めた。エネルギーや物価の高騰対策、脱炭素に向けた取り組みなどの重点施策を中心に行う。

市財政課によると、市長査定の対象事業は、22年度の最終補正予算案分を一部含む107件、予算要求額で約40億円分。既存事業の予算要求は、維持・管理費などを除く一部を3%抑えるシーリングを行っている。

初日の査定は都市建設局から始まり、市北西部のふじと台からコスモパーク加太に至る丘陵部を結ぶ道路「北部東西ルート」(仮称)の構想について、尾花市長が担当職員から説明を受け、細かく質問を重ねていた。

市長査定は25日まで行われる予定。

 

新年度予算の査定を行う尾花市長(奥右)