白バイ隊も走行披露 県警3年ぶり年頭視閲式
コロナ禍で3年ぶりとなる和歌山県警の年頭視閲式が12日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ第1駐車場で行われ、約300人の警察官が部隊行進をした他、白バイ隊が恒例の訓練披露をし、ことしの警察活動の決意を新たにした。
式では山﨑洋平本部長が視閲官として部隊を視察。白バイ隊による走行訓練では、女性1人を含む6人の交通機動隊員らが巧みな技術を駆使し、各種スラローム演技や急制動などを応用した迫力あふれる走行を披露した。
部隊行進は県警音楽隊による演奏のもと、直轄警察犬のヨハン号も参加し、各部隊が勇ましく行進。衛星通信車や投光車などの特殊車両9台を含む警察車両約40台も行進し、最後は県警航空隊のヘリコプター「きのくに」も上空を飛行した。
山﨑本部長は「昨年は刑法犯認知件数、交通事故発生件数ともに低い水準に抑えられたが、特殊詐欺被害や飲酒運転などによる交通事故が後を絶たない。より安全で安心な和歌山を目指して士気高く、力強く、犯罪・事故抑止などの業務を遂行してもらいたい」と訓示。
竹田純久(よしひさ)公安委員会委員長は「力強い行進を見て、頼もしく心強く感じるとともに和歌山県警察の士気の高さを改めて感じた」とあいさつした。