創造力豊かに表現 ジュニア県展始まる

和歌山県内の小中学生を対象にした第7回県ジュニア美術展覧会(ジュニア県展)の本展が18日、和歌山市吹上の県立近代美術館で始まった。22日まで。

次世代のアーティストを育て、県内の芸術文化振興を図ろうと県が主催。絵画・書・立体の3部門で募集し、ことしは絵画3124点、書994点、立体148点の計4266点が集まった。

会場には各部門の入賞・入選を合わせた598点を展示している。繊細なタッチの風景画や、美しい書、多種多様な素材を創造力豊かに表現した立体作品が並んでいる。6人の孫が毎年入選し、見に来ているという同市の中居亨子さん(68)は「年代によって描くものの視点が変わり、個性が違って面白い」と話し、じっくりと作品を鑑賞していた。

同じく孫の作品を見に来たという同市の女性は「絵の中に空想が入り、現代美術的になっている。時代は変わってきているのを感じた」と話した。

午前9時半から午後5時まで。21日午前11時から同館で最優秀賞、優秀賞受賞者の表彰式が行われる。

 

表現力豊かな作品が並ぶ会場