日韓親善で意見交換 韓国総領事が知事訪問

韓国の金亨駿(キム・ヒョンジュン)駐大阪総領事が19日、和歌山県庁の岸本周平知事を訪問した。

金氏は、慶應大学商学部を卒業し、大和ハウスグループの大和リゾート㈱韓国支社長を務めた経験もある日本通で、昨年9月に駐大阪総領事に就任した。

知事室を訪れた金総領事は、民主主義や自由主義の普遍的価値を共有する韓国の隣国は日本だけだとし、日韓関係の改善に積極的な尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の政権の下、両国親善の重要性を強調。岸本知事の就任に祝意を伝え、和歌山が同国済州島のミカン栽培の発展に貢献したことなど、韓国と和歌山の縁にもふれ、今後の友好関係の進展に期待を寄せた。

岸本知事は金総領事に賛同し、衆院議員時代に日韓議員連盟の役員を務め、尹大統領の就任式に出席したこと、韓国ドラマのファンであることなども伝え、「和歌山県としても切っても切れない縁がある」と述べた。

金総領事はこの日、尾崎要二県議会議長や尾花正啓和歌山市長も訪問し、意見交換した。

岸本知事㊧に記念の品を手渡す金総領事

岸本知事㊧に記念の品を手渡す金総領事