SLの運転室を見よう 11日岡公園で特別公開

和歌山市岡山丁の岡公園内で展示されている蒸気機関車「C57型119号」の設置50周年を記念し、運転室の内部公開が11日午後1~3時に行われる。

市和歌山城整備企画課によると、同蒸気機関車は三菱重工㈱が製造し、1939年11月12日に完成。大阪や鹿児島などを巡った後、59年5月8日に和歌山機関区に配属となり、紀勢線と和歌山線を走行していた。72年3月14日に役目を終え、翌73年2月11日に岡公園に設置され、50年にわたり展示されている。総走行距離は256万4698・8㌔で、地球を60周以上したことになる。

運転室の公開は、毎年「こどもの日」(5月5日)に行っていたが、コロナ禍の影響で、今回が2019年5月以来の公開となる。

当日は、整備ボランティアを行っている「きのくにC57119SL保存会」が運営に協力。運転室内に入ったり、機関車の間近で写真撮影したりできる。

荒天中止。中止の場合は午前11時ごろに和歌山城公式ホームページに掲載する。

内部が公開される蒸気機関車「C57型119号」

内部が公開される蒸気機関車「C57型119号」