センバツ4年ぶり全選手で行進 智弁も堂々

第95回記念選抜高校野球大会が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。3年ぶり15回目の出場となる智弁和歌山の選手たちも堂々と入場行進。29年ぶりの日本一を目指して夢舞台へ踏み出した。

雨のため、開会式は当初予定していた午前9時の開始予定を1時間半遅らせて始まった。人気ロックバンドback numberの「アイラブユー」のメロディーに合わせ、昨年優勝の大阪桐蔭を先頭に、北から南の順で各代表校が入場。新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年以降、大会中止や式典の規模縮小を余儀なくされたが、ことしは36校全ての選手がグラウンドに勢ぞろいした。24番目に登場した智弁の選手たちは、息の合った力強い行進を見せた。

大会会長の松木健毎日新聞社社長があいさつ。永岡桂子文部科学大臣が祝辞を述べ、寶馨(たからかおる)日本高校野球連盟会長が励ましの言葉を送った。出場校を代表して高松商業(香川)の横井亮太主将(3年)が「若者が希望を持ち夢を追い掛けられる平和な世の中となるよう願わずにはいられません」とし「仲間を信じて一枚岩となり、支えてくれた全ての人に恩返しできるようにしたい」と宣誓した。

智弁は大会2日目(19日)第3試合で英明(香川)と対戦。

大会は準々決勝と準決勝翌日の休養日を含め、14日間にわたって行われる。決勝は31日の予定となっている。

力強く行進する智弁和歌山の選手たち

力強く行進する智弁和歌山の選手たち