トルコ大地震に寄付 トヨタカローラ和歌山

2月6日に発生したトルコ南東部のシリアとの国境付近を震源とする大地震の被災者を支援しようと、トヨタカローラ和歌山㈱(和歌山市和歌浦東)は22日、「電動車購入積み立てプロジェクト」の積立金161万1000円を救援金として日本赤十字社県支部(同市吹上)に届けた。

同社は、昨年2月で創立60周年を迎えるのを機に、昨年1月に同プロジェクトをスタート。昨年中に販売した電動車の売上金の中から1台につき1000円、非常時給電システム付電動車であれば1台につき1500円を同社が積み立ててきた。

昨年中に同社が販売した電動車は1261台。うち700台が非常時給電システム付きであったことから、積立金は計161万1000円に上り、全額を寄付した。

当初は新型コロナウイルス対応に当たる県内の医療機関への寄付を予定していたが、コロナ禍が落ち着いてきたことから同地震への救援金として寄付することに決めた。

同日、同社の西川直人代表取締役社長が同支部を訪れ、宮本浩之事務局長に目録として、両国の国旗などがデザインされたオリジナルのプラッカートを手渡した。

宮本事務局長は「しっかりと意思を伝え、役立つように使わせていただきます」と感謝。同社は海南市、紀美野町、田辺市と地域防災協定を結ぶなど防災にも取り組んでおり、西川代表取締役社長は「トルコ・シリア大地震を身近なこととして、自分事に捉えていかないと」と気持ちを引き締めていた。

左から西川代表取締役社長、宮本事務局長

左から西川代表取締役社長、宮本事務局長