お城に桜を植樹 和歌山市7LCに感謝状

和歌山市内七つのライオンズクラブ(LC)が和歌山城公園内に桜の苗木を植樹したことに対して、市は10日、感謝状を贈呈した。

植樹したのは和歌山、和歌山葵、和歌山西、和歌山伏虎、和歌山南、和歌山中央、和歌山ゴールドの7クラブ。同公園内の桜は近年老木化が進み、東側一帯を中心に、桜保全育成特別措置区域に設定されている。クラブのメンバーは2月、特に衰弱が著しい護国神社付近の桜林に、エドヒガンという品種の苗木7本を植えた。

この日は、7クラブ主催のアースデー合同例会の日でもあり、同所に集まったメンバーに、尾花正啓市長が感謝状を贈呈した。

文化財を守るため、植樹された桜の根には防根シートが使用され、盛り土も行われている。

同市の和歌山城整備企画課では「和歌山城の桜は弱っているが、文化財なので植樹にはさまざまな規制がある中、桜を植えていただき本当にありがたい」と話している。

 

尾花市長を囲み、感謝状を手にする会員ら(和歌山市提供)