自転車ヘルメット着用を 岩出署ら啓発活動

1日の改正道路交通法施行で、自転車に乗る際にヘルメット着用が努力義務化されたことに伴い、岩出署は18日、和歌山県岩出市高塚の那賀高校東側の通用門付近で、生徒たちに着用を呼びかける啓発活動を行った。

新学期を迎えて、新たに自転車通学を始める人も増える時期に合わせて実施。同署員7人の他、同署と連携する近畿大学自主防犯ボランティア「KINDAILINKS(キンダイリンクス)」の1人、同署の高校生広報員「フローリアサポーター」の数人が参加した。

メンバーはリーフレットや反射たすき、ポケットティッシュなどの啓発グッズを50人以上に配り、ヘルメット着用の啓発や、自転車やヘルメットの盗難防止の注意を促した。

フローリアサポーターで同校放送部部長の武田優季さん(16)は「新しい制度に変わって、一人でも交通事故に遭わないようにヘルメットをかぶってほしい」と話し、同署の松浦友範交通課長は「自転車事故での死因の多くは頭部損傷が原因。事故の時に命を守るために、ヘルメットの着用をお願いします」と呼びかけた。

 

乗車時のヘルメット着用を呼びかけるメンバー(岩出署提供)