初夏を彩る俳画展 岩出の民俗資料館で
和歌山県の岩出市文化協会俳画クラブ(梶本洋子代表)の作品展が28日まで、同市根来の市民俗資料館で開かれている。
約30年前から実施しており、新型コロナの影響で2019年以来の開催となる。
同クラブは同市在住者を中心に12人で、毎月第2、4土曜日に同市清水の岩出地区公民館で活動。絵や俳句を制作し、作品展や市の文化祭などで展示している。
今展では、墨の他、顔彩という絵の具を使い、タンポポやフジ、ツバメなどの初夏らしい植物や生物、昔ながらの風景などを描いた約40点の俳画や、うちわやはがきに描いた作品16点が並ぶ。
梶本代表は来場者のアドバイスなどがありがたいとし、「草花一つでも仕上げれば作品になる。興味のある方は気軽に見に来ていただいて、入会もしてくれたらうれしい」と笑顔。
展示を楽しんでいた阪下節子さんは、「5、6年ぶりに見に来たが、皆さん本当に上達している。先生が良いのだと思う」と話した。
午前9時から午後5時まで。火曜日休館。問い合わせは同館(℡0736・63・1499)。