紀州連がメンバー募集 阿波踊り参加へ
和歌山県内唯一の阿波おどり集団「紀州連」(正瑞秀明連長)は、8月に徳島で開かれる阿波踊り参加に向け、メンバーを募っている。
紀州連は2007年10月、近畿で唯一、阿波踊りをする集団「連」がないことを知った正瑞(しょうずい)連長(75)が結成。正瑞連長は、徳島市出身の生粋の“阿波っ子”。就職で16歳から地元を離れ、約10年間、和歌山で暮らした。正瑞連長は「和歌山は、青春時代を過ごした第二のふるさと。たくさんの人に阿波踊りの楽しさを知ってもらいたい」と話す。
紀州連はこれまでに、徳島の阿波踊りをはじめ、孫市まつり(和歌山市)や紀州漆器まつり(海南市)など県内のさまざまなイベントで踊りを披露。2021年に開かれた「紀の国わかやま文化祭」のステージにも立ち、会場を盛り上げた。
6月は毎週日曜日午後2時から5時まで、和歌山市中之島の県立体育館補助館で無料の体験練習会を行う。講師は、本場・徳島からやって来たベテランの“阿波っ子”2人。踊りと、阿波踊りには欠かせない三味線や笛、締太鼓、大太鼓などの鳴り物(囃子)を基礎からレクチャーする。
ことしの徳島市の阿波踊りは8月12日から15日まで開催。コロナ禍を経て、紀州連では4年ぶりの参加を目指す。
正瑞連長は「阿波踊りはとにかく楽しい踊り。お囃子が聞こえたら、自然と手足が動き出し、一度踊ったらやみつきになる。初めての人でも習得しやすく、ぜひその楽しさを体験してほしい」と参加を呼びかけている。
問い合わせは正瑞連長(℡090・3969・2239)。