那賀高生が広報員に 岩出署が10人に委嘱

岩出署は26日、和歌山県立那賀高校(岩出市高塚)の放送部員10人を、同署の広報をサポートする高校生広報員「フローリアサポーター」に委嘱した。委嘱期間は来年3月31日まで。

フローリアとはフランス語で「花が咲く」を意味する。同署は、地域住民に啓発内容を一層浸透させようと、2020年9月以降、毎年同部員らに委嘱している。広報員は同署員と連携し、交通安全啓発や犯罪防止の広報など、警察活動全般の情報発信を行う。

署長室で行われた委嘱式で、岡田謙吾署長は「誰かのために」と考える気持ちが人生や社会を変えていくと話し、「地域住民の安全と安心を守る活動は貴重な経験になる。名前の通り生き生きと明るく、元気に活動してほしい」などとあいさつした。

同部からは、委嘱される10人を代表して武田優季部長(16)、神徳麻央さん(16)の他、茂田美珠穂顧問が出席した。

委嘱状を受け取った武田部長は「力を合わせて声を届け、地域の方々に安心と安全を届けたい。失敗もあるかもしれないが、精いっぱい頑張りたい」と意気込み、神徳さんは「先輩の活動を見てきた。地域に笑顔の花を咲かせたい」と話した。

 

委嘱状を手に武田部長(左から3人目)と放送部の皆さんら