海洋ごみ学ぶ タカショーデジテックが清掃

和歌山県海南市南赤坂の㈱タカショーデジテック(古澤良祐代表取締役社長)のサスティナブル推進室と環境委員会は10日、和歌山市の片男波海水浴場でビーチクリーン活動を実施。従業員とその家族約40人が、ペットボトルやプラスチック容器などのごみ拾いに汗を流した。

海洋ごみ問題の周知啓発を目的に、「海ごみゼロウィークCLEAN BEACH PROJECT2023in片男波海水浴場」と題して実施。

海ごみゼロウィークは、海洋ごみ削減に向けた全国一斉の清掃活動期間。5月30日「ごみゼロの日」、6月5日「環境の日」、6月8日「世界海洋デー」の三つの記念日を含む期間が「春の海ごみゼロウィーク」と設定されていることから、日本財団と環境省が中心となって呼びかけ、活動を推進している。

同社は、環境省の認定制度「エコ・ファースト企業」の認定を受けており、従業員に環境への意識を高めてもらい、海洋ごみの流出を防ごうと、環境保全活動に取り組んでいる。

この日、参加者は海ごみゼロの思いを反映した青いポロシャツやタオルなどを着用し、事前にビンゴシートに拾うごみを予想、記入して実際に拾ったごみが含まれていたかをチェックしていった。単に拾うだけでなく、実際に拾ったごみを確認することで実情を学んだ。

参加者は「浜辺に打ち上げられるごみは思っていたよりも多く、プラスチックごみ問題は深刻化していることを学んだ」、「ごみの種類から分析ができて現状を知ることができた」などと話していた。同社のサスティナブル推進室の伊藤和彦室長は「同社はこれからもエコ・ファースト認定企業の一員として環境活動に取り組んでまいります」と話した。

参加した皆さん(タカショーデジテック提供)

参加した皆さん(タカショーデジテック提供)