茅の輪くぐり健康願う 宇賀部神社で夏越大祓

和歌山県海南市小野田の宇賀部神社(小野田典生宮司)で6月30日、「夏越大祓(なごしのおおはらえ)」の神事が行われ、参拝者は茅の輪をくぐり健康を祈願した。

夏越大祓は、一年の半分にあたる6月30日に、半年間の心身についた災厄をはらい、残り半年の無病息災を祈願する神事。

境内に直径約2㍍の茅の輪が設置され、小野田宮司は大祓の祝詞を奏上。参拝者らは一礼し、茅の輪を8の字にくぐっていった。

人の形をした紙「人形(ひとがた)」に、名前、年齢を記入すると、罪やけがれが移り、身代わりとなるといわれることから、参拝者は、自分や家族の名前を人形に書き、木箱に納めた。

同市小野田の柳谷正儀さん(78)は「毎年来ている。健康の秘訣(ひけつ)は目標を立てて取り組むこと。私は卓球を、妻は水泳を楽しんでいる。後半も元気でいけるように祈願した」と話した。茅の輪は7日まで設置している。

茅の輪をくぐる参拝者

茅の輪をくぐる参拝者