和工・木村が完封零封 那賀は好機生かせず
4日目・第1試合
和歌山工 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 |
那 賀 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
〔和〕木村―中屋〔那〕松本、和田、吉内―小川▽二塁打=久保(和)、小川(那)
和工は初回、先頭の西が中安で出塁。川端の犠打、久保の四球で2死一、二塁とすると、谷口が左適時打を放ち1点を先制した。対する那賀は3回裏、四死球と敵失で2死満塁の好機をつくるも、小川が左直に倒れ無得点。その後7回までは、木村と松本の両投手が走者を背負いながらも、要所を締める力投を見せた。
和工は8回表、2死から山野と久保の連打で二、三塁とすると、谷口の打球を三塁手が失策。大きな2点目を挙げた。和工は9回にも西の左適時打で3点目を追加。投げては木村が9回を1人で投げ抜き、完封勝利を挙げた。那賀は何度か好機をつくるも、あと1本が出なかった。
自身初の完封勝利を挙げた木村玲偉投手は、直球が抜ける場面もあったが、イニング間のキャッチボールで修正できたと話し、「守備に助けられ、安心して投げ切れた」と振り返った。
敗れた那賀の福田和彦監督は「これまで2年生がゲームをつくってきたが、本番では力が発揮できなかった。そこをうまくコントロールできなかった自分の責任」と話した。