星林が接戦制す 溝根が完投、無失策で守り抜く
第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は8日目の18日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で2回戦2試合が行われた。第2試合では星林が神島に4―2で勝利。中盤に先制して守り抜いた。
【2回戦・第2試合】
神島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 |
星林 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | × | 4 |
〔神〕藤内、上平―中松〔星〕溝根―矢代▽三塁打=石井(星)▽二塁打=中松(神)、矢代、須﨑(星)
序盤から、溝根と藤内の両エースが投手戦を披露し、6回表まで試合は0行進。星林のエース溝根は、直球とスライダーを軸にストライク先行の投球を見せた。
試合を動かしたのは6回裏の星林。先頭の矢代が右中間に二塁打を放ち、亀川の進塁打で1死三塁とすると、家本の中前適時打で、均衡を破った。さらに満塁とし、須﨑が2点適時二塁打。この回3点を奪った。8回裏には、敵失と犠打で2死二塁として、石井の適時左越三塁打で4点目を挙げた。
9回には神島の中軸に連打を浴びて2失点も、溝根が逆転は許さず。星林は9回を無失策で守り抜いた。溝根は129球を投げ、2失点で完投勝利を挙げた。
宮下隼一監督は、「次の試合ができる喜びをかみ締めながら、次に備えたい」と意気込んだ。