豊かな感性育んで キワニスが2園に絵本寄贈

和歌山キワニスクラブ(坂本暁史会長)は21日、和歌山市の社会福祉法人ようすい会ようすい子ども園(西浜、嶋本光子園長)と、市立湊幼稚園(湊、川崎ゆき園長)の2園それぞれに60冊あまりの図書と本棚を寄贈。ようすい子ども園で贈呈式が行われ、年長組の40人が出席した。

子どもたちの豊かな感性と創造力あふれる成長を願い、読書に親しんでもらうことを目的とした「キワニス子ども文庫」の一環で実施。県内保育施設への図書寄贈はことしで13回目。

式で小池康之副会長は「たくさん絵本を読んでいろんなことを感じ、和歌山を支える立派な人になってくれることを期待しています」とあいさつした。

ようすい子ども園では毎日1冊の絵本の読み聞かせをしている。嶋本園長は「絵本は言葉の習得だけでなく、友達への思いやりや仲間意識も学べる。子どもの心が豊かになっていくよう大切に使いたい」、湊幼稚園の川崎園長は「子どもたちの目を引くかわいい絵本がたくさんあってうれしい。絵本は子どもの教育にとってとても大事。夏休みの前に1人1冊持ち帰って家で何回も読んでほしい」と話していた。

式終了後は、同クラブのメンバーが、寄贈した本の読み聞かせをし、子どもたちは真剣な表情で話に聞き入っていた。

園児に読み聞かせするキワニスクラブのメンバー

園児に読み聞かせするキワニスクラブのメンバー

 

寄贈された本を手に笑顔の園児

寄贈された本を手に笑顔の園児