文化協会の美術工芸展 城ホールで60回展
和歌山文化協会(森本光子会長)美術工芸部による第60回作品展が6日まで、和歌山市七番丁の和歌山城ホール1階展示室で開かれている。
従来のホテルアバローム紀の国から会場を移し、初の開催。県展入賞経験者をはじめ、県内を拠点に活躍する部員たちによる日本画、書、俳画、木版画、工芸、洋画、写真などの35点が展示されている。
寺井春次部長は、細い道が入り組み、幼い日に駆け回って遊んだ雑賀崎の街並みを描いた洋画「遊ぶ」を出品。作品展について「実力のある皆さんがレベルの高い作品を出品し、絵のように見える写真、写真のように見える絵など、ジャンルを越えて刺激を受ける機会になっています」と話す。
森本会長は、琉球王朝時代から続く沖縄伝統の染物「紅型(びんがた)染」による作品「World peace」を出品。鶴や松、梅などのめでたい模様を明るく鮮やかな色彩で配置し、平和への願いを込めた。「多彩な作品を一堂に見られる機会なので、ぜひ多くの皆さんに来ていただきたい」と呼びかけている。
午前10時~午後5時(最終日は4時)。