個性豊かな作品並ぶ 和歌山市中学校美術展
和歌山市内の中学校20校の生徒の作品が並ぶ「和歌山市中学校美術展」が6日まで和歌山市の県民文化会館大、中、小展示室で開かれている。
同市中学校美術展実行委員会が主催し、ことしで29回目の開催となる。
展示作品は約2000点。国公立と私立中学校の代表生徒や美術部の絵画、彫刻など、過去1年間に制作された作品が並ぶ。
テーマや使用する材料は各学校で違い、自分のこぶしを鉛筆デッサンしたものや、お菓子や果物など身近なものを石粉粘土で作り上げた作品、和歌山城の写生などさまざま。
「自分の決めの一コマ」をテーマにした中学校の、スマホを触りながらイスに腰をかける状態を描いたという息子の作品を見に来場した夫婦は、「初めて展示された。息子に見に行くと言ったら、恥ずかしいようで嫌がられたが見られて良かった」と笑顔。「普段の息子の様子がよく分かる絵だった。他の子の作品もみんな上手で素晴らしい」と話していた。
午前9時半から午後4時半まで。