柿・桃など農林水産被害5000万円 台風7号
14~15日の台風7号に伴う和歌山県内農林水産業の被害が5026万8000円に上っていることが、県の17日時点のまとめで分かった。調査は継続中のため、被害はさらに増える可能性がある。
農作物では、かつらぎ町や紀の川市など4市町で柿の枝折れ、落果などが490・5㌶に及び、983万7000円で最も被害が大きい。同市では、桃の樹体被害が16・7㌶で538万9000円、キュウリの枝折れなどが1㌶で459万8000円など、多様な農作物の被害が確認されている。
農業用ハウスの被害は、和歌山市や橋本市など5市町で34件、220万円の被害が出ている。
畜産関係は、和歌山市、新宮市、串本町で牛舎の一部破損などが3件、460・8平方㍍で377万6000円の被害。林業関係は、田辺市で林道ののり面崩壊が1カ所、35㍍で1500万円の被害となっている。