アルテリーヴォが2連覇 関西リーグ1部
関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山は3日、京都市のたけびしスタジアム京都で行われた第12節、おこしやす京都AC戦に1―0で勝利し、今季2試合を残して8勝3分1敗の勝ち点27で、他チームに逆転される可能性がなくなり、2年連続4回目の優勝を決めた。
勝てば優勝が決まるアウェーでの一戦は、立ち上がりからおこしやす京都のペースで試合が進んだが、GK磯部勘太選手やDF山田大地選手ら守備陣を中心とした堅い守りで失点を防ぎ、前半を折り返した。
後半は徐々に攻撃の時間帯が増えるも、得点を奪えずに試合が進行する中で41分、途中出場のMF山瀬翔輝選手が、右サイドでドリブルを仕掛けてセンタリング。相手GKが弾いたところを、詰めていたMF堀野翔選手が押し込んでついに均衡を破った。アルテリーヴォは、この1点を守り抜いて勝利し、リーグ2連覇を決めた。
選手たちは海津英志監督を胴上げし、満面の笑みでスタンドのサポーターと共に記念のカメラに収まり、喜びを分かち合った。
優勝決定ゴールを奪った堀野選手は、アウェーのナイトゲームにもかかわらず数多く訪れたサポーターの応援が心強かったとし、「優勝を決めることができて一安心。まだ通過点で、もう一段階チームとしてレベルを上げて、ことしこそはJFL昇格がかかる全国地域チャンピオンズリーグで、良い結果を残したい」と決意を話した。
次節は10日午後2時から、上富田町の上富田スポーツセンター球技場でCentoCuoreHARIMAと対戦。今季最後のホーム戦となる試合で、アドベンチャーワールドPRESENTS「サステナブルSmileマッチ」と題し、アドベンチャーワールドの動物とのふれあいや、ハーフタイムのドッグパフォーマンスショー、オリジナルグッズが当たるキックターゲットなどのイベントを予定している。