県内4人が入賞 新極真会の空手全国大会
全世界空手道連盟新極真会の「カラテドリームフェスティバル2023全国大会」が、7月に東京都渋谷区の東京体育館で行われ、和歌山県支部からは、中内功大さん(19)や〆木秀太さん(7)ら4人が入賞した。これにより、中内さんは10月に、世界大会の型部門に日本代表として出場する。
今大会には、大会史上最多の総勢3127人が出場した。県支部からは約30人が参加し、型部門では、岩出道場の中内さんが一般男子の部で2位に、紀三井寺道場の〆木さんが小学校1年生男子の部で3位に入った。
中内さんは、5歳ごろから空手を始め、小学校6年生から高校3年生までは、中止の大会を除く、同大会の型部門で6連覇。今大会は一般の部で初出場も、「細かい動作を鏡で見て、しっかりと考えながら練習してきた。練習の成果は出せたと思う」と、準優勝を果たした。
中内さんは、第13回世界大会型部門に日本代表としての出場が決定。世界大会に向けて、「最後まで気を引き締めるなど、全国大会での反省点を改善して、しっかりと見せられるようにしたい」と話している。
4歳から道場に通う〆木さんは、同学年17人の中で3位となるも、「去年は(幼年男子の部で)1位だったので悔しい。来年は頑張って優勝したい。腕立てや腹筋の練習を頑張る」と話した。
組手部門では、田辺道場の嶋本崇佑さん(13)が中学校1年生男子中量級で3位、同道場の濵中秀明さん(15)は、中学校3年生男子軽量級で2位の成績を収めた。
8月25日には、中内選手を除く3人と、県支部の黒岡八寿裕支部長(63)が県庁に岸本周平知事を訪ね、岸本知事は「入賞、おめでとうございます」と選手らの入賞をたたえた。
嶋本さんは「来年3月の全国大会に向けて頑張る」と話し、濵中さんは、「全国優勝だけを目標にしてきた。絶対に優勝します」と意気込んだ。
黒岡支部長は、「手を抜かずに稽古した成果が出たと思う。皆を背中で引っ張っていけるようになってほしい」と話した。