ジョックロックも 智弁の吹奏楽部が演奏
和歌山市冬野の智弁学園和歌山中学校・高校ブラスバンド部が演奏を披露する「智弁フェスティバル」が9日、同市中のイオンモール和歌山で開かれた。
日頃の練習の成果を発表する場として昨年から実施。同部ではイベントやコンクールに出場する他、野球部の応援で選手にエールを送っている。この日は高校生の部員39人が「ジョックロック」など野球部応援メドレーを披露。ダンスメドレーでは演奏とともにキレキレのダンスパフォーマンスも見せ、その迫力に100人以上集まった観客は演奏に聴き入った。
部長の小谷俊介さん(17)によると、ことしの夏は野球部の応援があまりできなかったが、8月下旬からこの日のためにしっかり練習してきたといい、「全力で楽しむ気持ちで演奏した」と笑顔。副部長の和田彩芭(いろは)さん(17)は「緊張せずいい演奏ができた」と満足の表情。ダンスを披露した宮澤里萌(りも)さん(17)は練習の成果が出せた」と大粒の汗をかいていた。
あと1カ月で2年生は引退する。小谷さんは「これから先もずっと智弁を応援してもらえるような演奏を受け継いでいってもらいたい」と話していた。終了後、部員は受験を考えている小学生たちとカードやボードゲームで遊び、交流を深めた。